インキュベーションマネジャーの岩﨑です。私の好きな番組に「移住」を選択をした人たちを紹介するものがあります。若い人がキャリアを模索する中、地方移住を選択し、地域の人に助けられながら活き活き暮らすストーリーには元気をもらっています。

この番組の中には移住先の組織に入って仕事をしている人、会社ごと地方移転した人、すなわち「雇われる働き方」をする人たちがいる一方、個人で店を開いたり、農家や職人という「雇われない働き方」を目指す人もいます。

地方に限らず「雇われない働き方」をするなら、①起業(会社をつくる)、②個人事業主・フリーランス、③コンビニや塾講師などフランチャイズ契約によって事業を行うといった選択が考えられます。最近では、個人事業主が法人化し、人も雇わずオフィスも持たない起業を紹介する書籍もたくさんでています。プチ起業、一人社長といった感じでしょうか。組織に所属しながら副業で起業する人もいるようです。

このようにこれからは色々な働き方が選べる時代になりそうです。これはわくわくすることでもありますが、自分でキャリアを選んでいかなければならないタフな(厳しい)側面もあります。雇われるにしても雇われないにしても、人からお金をいただくだけの商品やサービスを生み出す力(知識・スキル・経験等)が必要となります。また「雇われる働き方」であっても、自分が何を大事に何のために働くかをしっかり自覚することで、主体的に学び、貢献することが求められるようになるでしょう。会社の環境整備や管理職・経営層の努力だけでは限界があり、社員の側も自ら考え、行動しないと組織が成長できないことはなんとなく想像できますね。

多様な働き方ができる状況は、わくわくする側面もあれば、ちょっとタフな側面もあるということを受け入れて対応していくことが大事なのかなと思います。

<UnsplashKelly Sikkemaが撮影した写真を使用しています>